ルビネルの日常とツネコちゃん
※百合描写注意
教室
ツネコ「ルビネル、生徒会としてあなたに警告する」
ルビネル「......」
ツネコ「女子生徒との不純な交遊は止めて」
ルビネル「なぜ先生ではなくあなたが注意するの?」
ツネコ「同クラスの女子から直接頼まれた。先生は事態を軽んじてあなたに強く言わない」
ルビネル「一理あるわね」
ツネコ「今後一切そのようなことはやめて」
ルビネル「肝に命じとくわ」
ツネコ「ところで」
ルビネル「ええ」
ツネコ「今日生徒会の用事をキャンセルした。これから直接ルビ......姐様の家まで案内して欲しい」
ルビネル「クスッ......いいわよ。それにしても、生真面目なあなたが『予約』するとはね」
帰り道
ルビネル「生徒の規範である生徒会のツネコちゃんがこんなことしていいの?」
ツネコ「私は先生から信頼されている。ノーマークだからばれる心配はない。姐様には迷惑をかけない」
ルビネル「それもそうだけど、さっきあなた言ってたこととやってることが矛盾してるわよ?」
ツネコ「私の生徒会としての役目は姐様に警告をすること。それ以上のことは言われてない」
ルビネル「あなたのそういうきっぱりとしたところ嫌いじゃないわ」
ツネコ「ただ、最近姐様は派手に動きすぎているのは事実。私も協力するから、クラスメイトにも極力バレないようにして」
ルビネル「ありがとう、ツネコちゃん。眼鏡がずれてるわよ」
ツネコ「あ......」
ルビネル「ねぇ、あなたは男子との恋愛とかには興味ないの? 狐型サターニアって結構人気だったはずだけど」
ツネコ「男性恐怖症で......」
ルビネル「そうなの。宝の持ち腐れねぇ。絶対モテるのに。紫色の髪に映える白い耳が......あぁハムハムしたい」
ツネコ「はじめて......なので......その......優しくお願い......」
ルビネル「大丈夫よ。痛くしないから安心なさいな」
ツネコ「はぃ......」
ルビネル「それにしても生徒会でも特に真っ当で、優秀で、ついでに先生に好かれるあなたがどうしてこういうことに興味を持ったの?」
ツネコ「人間関係でストレスが貯まって......勉強とか習い事の方でも伸び悩んでいる。親と先生に息抜きを進められた。体を動かすようにと」
ルビネル「でも、あなた運動嫌いだったわよね?」
ツネコ「そう......だから、なかなかいい解消法が見つけられずにいた。......そんなとき頭に浮かんだのが姐様のお遊戯」
ルビネル「私に頼むときのあなた、今以上に緊張してたわよ。本来なら私を注意しそうなくらい真面目なあなたが、私に頼み事をするのは大変だったでしょうに」
ツネコ「うん。人として慕っているとはいえ、正直心苦しいところもあった」
ルビネル「あのときの縮こまったあなたもかわいかったわぁ......もちろん今のあなたもかわいいんだけどね」
ツネコ「とんでもない」
ルビネル「謙遜しなくていいわよ。少なくとも私からそう見えるのは事実だから......」
ツネコ「あっ、ありがとうございます」
ルビネル「その照れ顔いいわぁ~。これからツネコちゃんを独り占めできると思うと心が踊るわ」
ツネコ「もしご期待に......」
ルビネル「大丈夫よ。あなたは何も心配しなくていいの。私に身も心も任せるだけでいいから」
ツネコ「いいんですか?」
ルビネル「ツネコちゃんはいつも人を引っ張る側でしょ。でも、今日は私に思う存分甘えていいから、ね」
ツネコ「ひぅっ!?」
ルビネル「フフッ......。ちょっぴり触れただけなのにずいぶんと......。ますます今夜が楽しみねぇ」
ツネコ(もたないかもしれない)