ざっくり紹介
・国の説明
・都市国家カルマポリス
面積:約1000平方キロ
人口密度:5000人/平方キロ(都市部)
国名:
エネルギー技術:
電気・ガスに代わるワースシンボルと呼ばれる巨大な結晶から発せられるエネルギーによって栄えている。エネルギーは黄緑の霧として見られ町全体を覆っている。エネルギーの加護を受けられる場所に建物を密集させた結果、超高層建築の立ち並ぶ巨大都市となった。また、カルマポリス国で生まれた妖怪はワースシンボルのエネルギーがなければ呪詛を発動できないという特徴がある。
歴史:
カルマポリスは元来歴史に関して興味が薄い国で資料も少なかった。さらに200年前のドラゴン襲来により殆どの歴史書が失われてしまった。建築物もほぼ壊滅したため、今のカルマポリスはワースシンボルの力を借りて再建したものである。
壊滅後、呪詛の技術の大半を失う。人々は限られた技術での復興を余儀なくされた。それでもワースシンボルの力は絶大であり、戦後60年頃にはほぼ完全に復興した。
起源には諸説あるが、太古から妖怪が住んでおり、その妖怪の末裔が今のカルマポリスに住む人々だとされている。
また、ほかの種族が周辺国にいることから、原始カルマポリス妖怪はほかの種族を追い出して征服したとする説が有力。
産業:
ワースシンボルのエネルギーを利用した工業や商業が盛ん。先進国であり、機械製品も積極的に輸出している。
呪詛式のテレビ、ラジオ、冷蔵庫等が開発されている。軍用のPCが開発されているが、一般にはまだ普及していない。
エネルギーが届かない地域は農村となっており、穀物ではマイクロスウィートが有名。
交通:
呪詛式の車が主流。飛行挺も数は少ないが存在している。
・エルドラン
位置:
都市国家から西に数百キロ離れた位置。
町並み:
農村がほとんどだが、ノア輪廻世界創造教の本堂がある首都は、異様に発展している。中世ヨーロッパの用な感じである。各地に教会がある。
種族:
全種族バランスよく。妖怪は少し少ない。
概要:
大陸で起きた妖精戦争の戦地となり、大方の農村は壊滅状態になる。長い時間、国あげて努力したものの復興は難航。行き詰まったエルドランが協力を仰いだのがノア輪廻世界創造教の長にして圧倒的なカリスマを誇る教王クロノクリスであった。
クロノクリスの尽力により農村は急速に復興。
今では有名な農業大国にまで成長した。見渡す限りの美しい畑が国のシンボルとなっている。
鬼、妖精、妖怪、アルファ、そして人間が共同で農作業にいそしむ。民族差別の『み』の字も見当たらない。
国家交流でライスランドのコロシアムにも参戦。華々しい活躍を見せている。
今やこの国そのものが戦争の復興と繁栄の象徴である。
国の条例から、『一期一会』をモットーにしており、鬼や妖怪、妖精関わらず訪れた人には郷土料理による手厚い歓迎があり、観光名所も有名な箇所がかなりある。特に民族宗教(地域特有の宗教)であるノア輪廻世界創造教の本堂が有名。
住むにしても税が低く、良心的な価格の住まいも多い。ただし、人口や移民問題等から国外からの移住が完全に禁止されている。残念……。
犯罪も少ない上、他の国々と条約を結んでおり、他国からの侵略の心配も少ない。
もともと犯罪者が少なく、検挙率も高いため治安も抜群。夜でも子供が出歩けるほど。
周囲の海域も常に厳戒体制で海賊は全くいない。お陰で安全に国に出入りできる。
住むのにも遊びにいくにももってこい、のどかで平和な国。
これが豊穣の国エルドランである。
皆!是非遊びに来てねっ!
・人物紹介
・カルマポリス国
・解剖鬼
種族:不明
外見:黒い長髪に黒いコート。そしてペストマスク。
戦績:VSチュリグ国連合→敗走
VS老人&老人の部下→勝利
VSラゼロイド・マギ→敗北
VSエルドラン国連合→敗北
VSヒリカ→勝利
VSソラ・シュン・ルーカス→敗北
VSクォル→敗北
VSノア教信者たち→勝利
VS???→敗北
VS???→勝利
VS老人(二戦目)→敗北
VSガーナ元国王→敗北
VSエリーゼ外交官→勝利
・ルビネル
種族:妖怪(アルビダ)
外見:黒髪ロングのつり目。妖艶な笑みが特徴。
戦績:VSクォル→勝利?
VS???→勝利
VS???→勝利
・スミレ
種族:妖怪(アルビダ)
外見:大きな瞳にかわいい猫耳。
概要:中等部の学生。
・タニカワ教授
種族:妖怪?
外見:薄幸そうな美更年
概要:ルビネルが通う学校の講師。社会学と呪詛学に精通する国家公務員。
・カルマポリスの老人
種族:精霊
外見:やたらと鋭い目をした老人。焦げ茶の帽子とスーツを愛用。
概要:金のためなら何でもやるギャングスター。
戦績:VSギャング組織→勝利&支配
VS解剖鬼(一戦目)→敗北
VSサバト→勝利
VS密売人→勝利
VS???→敗北
VS解剖鬼(二戦目)→勝利
・エルドラン国
・クロノクリス(ヴィラン)
種族:妖怪
外見:フードつきの白い修道服を身にまとうハゲオヤジ。
概要:ノア輪廻世界創造教の教祖。吐き気を催す邪悪。
・アルベルト=グズラット
種族:PF
外見:白い修道服を着崩し、金属製の装飾品を沢山つけている。服には茶色い斑がついている。
概要:クロノクリスが召喚した殺人鬼の怨霊が宿った剣。持ち主の意識を乗っ取るシャーハッハッハェ!
・ギーガン=グランド
種族:鬼
外見:白い修道服がはち切れそうになっている。典型的な鬼。
概要:ノア教幹部の一人。エルドラン一の怪力を持つ鬼。
・ジョンとマクラウド
概要:ノア教幹部。アルベルトやギーガンと同等の実力を持つ。
・キクリ
種族:妖怪(アスラーン)
外見:モデルが着そうな黒いコートを着用。首に白いモフモフをつけている。黒髪ショート。顔は端麗で、左目の泣き簿黒と眼鏡がトレードマーク。
概要:クロノクリス親衛隊隊長。でも未成年。転送の呪詛を操るめんどくさい人。弟にゾッコン。
・ヒリカ
種族:妖怪(アスラーン)
外見:オレンジ色のセミロングの少年。白い修道服をちゃんと着る
概要:クロノクリス親衛隊副隊長。炎を操る。姉と違って常識人。
・エアライシス
種族:アルファ
外見:身長7メートル超えのデカイ柴犬。胴体にスチームパンク風の構造物が付属している。
概要:実際には運用されなかった産廃兵器。
・以下、小説のネタバレあり
・ネタバレ人物紹介
・エアリス
種族:アルファ
外見:ウェディングドレスを身にまとった女の子。
概要:クロノクリスがカルマポリスから技術を盗み開発した、人型決戦兵器。肉体が液体金属で構成されており物理的な破壊が困難な上、ガトリング砲と水素ミサイル、飛行の呪詛を搭載している。その上量産されている。ただし、起動に膨大な量の呪詛を必要とするため、実際に運用するのは困難。
戦績:VS解剖鬼連合(一対一)→勝利
VSチーム黎明神→勝利
VS各国重鎮連合+クォル→引き分け
VSショコラ&エスヒナ→勝利
・セレア
種族:アルファ→妖怪?
外見:妖怪アルビダを元にしている。エアリスと比べて左頬に傷がある。銀髪のロングヘアーの女の子。
概要:エアリスのエネルギー対策として現世に漂う数千の子供の魂を召喚し、融合させ搭載したもの。
戦績:VSハサマ王→敗北
VSルビネル→敗北
・エルドランの真実
エルドランを知る人の声
レウカド「カルマポリスの西に位置する国、『豊穣の国エルドラン』。表では観光に力をいれ種族平等をモットーとしている農業大国。だが実際には人間至上主義で闇取引の穴場となっている腐りきった国、だったか?」
セレア「……エルドラン国では種族統合の時、妖怪の乗る乗り物は反対派の者たちに強襲された。こどもの親は妖怪なぞ学舎にふさわしくないとデモを起こした。そして学舎では妖怪の子を模した人形を吊し上げにして、数十人で暴行した。外食しようにも、妖怪とそれ以外では区別された。差別反対を掲げるものはたとえ、同胞であろうとぼこぼこに殴られた」
エスヒナ「妖怪差別は表向きにはなくなっているとされるが、実際には表面化しなくなっただけだ。平然と行われてる」
解剖鬼「ノア輪廻世界創造教又は……新世界創造教。アンティノメルのギャング精霊が関わっている他、人身売買・麻薬取引・武器の密輸などの隠れ蓑になっている。エルドランを裏から操っている。国の要人が信者だ。法も何もあったものではない」
ソラ「ノア輪廻世界創造教はエルドラン国を支配するほどの強大な組織です。単純な戦闘力だけで言えばハサマ王を除くチュリグと互角などと噂されています……」
ルビネル「妖怪から魂を抽出して、呪詛の力を移植する技術。つまり妖怪を殺して力を得る禁術……俗にいうパラレルファクターの技術が我が国、カルマポリスからエルドランに流出しました。それ以降、何百という妖怪が拉致されています……。そのうえ他の禁術まで......」
・解剖鬼の真実
元はなんの能力もないただの人間の女であった。18の時、生物学に精通する妖怪の恋人と共にノア教に拉致された。監獄にて魂までズタズタに引き裂かれた恋人の無惨な遺体を看守に投げ込まれる。機転を利かせ看守から解剖用のメスを奪い取った。メスは恋人の魂を利用して作られた武器であった。そこで、メスを用いて恋人の呪詛を発動するパラレルファクターに目覚めた。
能力により自分の肉体を少女まで若返らせ、さらに恋人の体を手術し身にまとった。PFUGの能力により生前と同等まで肉体は修復した。以後ずっと恋人の遺骸と共に生活することになる。
また、アンダーグラウンドを応用することで魂の修復も可能ということを突き止める。
しかしそのためには己の魂の力だけでは到底補えず、人の魂が成仏した際に出るエネルギーが必要だった。死は人の権利である、という解剖鬼の思想とも合致し、それから数年かけ千人以上もの自殺志願者を安楽死させてきた。
そしてついに解剖鬼は目標量の魂の力を得るに至る。満を持して万全な状態でオーバーロードし、恋人を甦らせようとした。この時のために魂を成仏させることで得た約1000人分の力を解きはなつ。
だが、メスに宿る恋人の魂の力(呪詛)を増幅させて放つのがPFUGであるから、生き返らせるために武器から恋人の魂を分離すると能力を失ってしまう。能力を失えば恋人の魂を再生することはできない。
その時彼女は自らの能力で最愛の恋人を助けられないと悟った。
目的を失った解剖鬼は自らを必要とする人のため今日も人を殺し続ける。
普段は鬱病の人や死に近い人としか話していないため、レウカドをはじめとする友人とプライベートで話す際には喜びで若干ハイになる。
なかでも恋人を失った心を埋めてくれるドクターレウカドにはぞっこんの様子である。
・カルマポリスの真実
ワースシンボルはカルマポリスで死んだ妖怪の魂を取り込むことで、魂からエネルギーを抽出している。さらにエネルギーを吸い付くした魂はカルマポリスの妖怪として現世に転生され、生きている間に再び魂のエネルギーを溜め込む。
呪詛とは魂の力であり、生まれた時点でそれが欠落しているカルマポリスの妖怪は呪詛を発動できないのである。
また、同様の妖怪が姿形を変え転生し続けているがゆえ、数十年周期で同じような歴史を繰り返している。
ワースシンボルの使命はこのエネルギー循環システムを維持してカルマポリス民を町に縛り付け、制御統制することにある。
過去にこの島の人々は内戦と虐殺を繰り返し、さらには諸外国への大侵略を計画した。呪詛によるオーバーテクノロジーに溺れた人々を止めるために開発されたのがカルマ転生制御システムだった。
カルマとは生前の行いや業を死語シンボルに魂を差し出し精算するというところから来ている。
ワースシンボルの真実を知る人はカルマポリス内には存在しない。二百年前の戦争の際、シンボル防衛システム由来のエアリスによって抹殺された。