フールのサブブログ

PFCS 用のサブブログです。黒髪ロング成分はあまり含まれておりません。

カフェ 練習ss

タニカワ「待っててくれたのか、セレア。もう9時近くだぞ?」

セレア「いや、一度家に帰ってからまた来たのじゃ。勉強のために自習室つかってるからいいじゃろう?」


 グーッ!


タニカワ「ん?」

セレア「あっ......すまん......」

タニカワ「フフッ、カフェでもよろうか」

セレア「わらったなぁ!まあ、おごってくれるなら許してやるのじゃ」

タニカワ「悪かったよ、セレア」

セレア「じゃ、行くかの」


 カフェへ


タニカワ「ブレンドコーヒー」

セレア「同じやつをお願いするのじゃ」

タニカワ「結構苦いけど大丈夫?」

セレア「あ、すまん、あとフレッシュ増しま増しシュガーつきで!」

タニカワ「素直でよろしい」

セレア「うぅ......」

タニカワ「照れてる顔もかわいいな、セレアは」

セレア「......ゴホンッ......所でタニカワ、お主眼鏡つけたのか」

タニカワ「ああ、ルビネルのすすめでね」

セレア「......へぇ......」

タニカワ「セレア、露骨すぎるぞ」

セレア「はっ、すまん」

タニカワ「最初の頃に比べて本当に人らしくなったな、セレア」

セレア「ああ、お陰で余計な苦労も増えた」

タニカワ「でも、いいこともあるだろう?」

セレア「まあな......おっ、タニカワ茶菓子も頼んだのか」

タニカワ「ああ、セレアお腹すいてただろう?食べていいよ」

セレア「ありがとうなのじゃ!」


 タニカワ教授がコップの縁を繊細な動作でつまみ、口元へと持っていく。そして、ゆっくりと香りを楽しんでから一口ぶん口に含んで飲み込んだ。湿り気を含んだ唇が照明に照らされ......


タニカワ「......?セレア、私に何かおかしいことでもあったかい?」

セレア「あ、すまん。ぼーっとしてたのじゃ」

タニカワ「そっか。かわいいな、セレアは」

セレア「こども扱いするでない」

タニカワ「ほら、早く食べないとクッキーが冷めちゃうぞ」

セレア「っ! 言われなくてもバリバリゴキュ」

タニカワ「いいたべっぷりだ」

セレア「カフェには似合わんがな。ペロッ」

タニカワ「フフ。でも私は好きだぞ?」

セレア「いちいちお主は......」

タニカワ「ん?」

セレア「いや、何でもないのじゃ」