フールのサブブログ

PFCS 用のサブブログです。黒髪ロング成分はあまり含まれておりません。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

PFCSメインイベント あらすじ

1.くしゃみ事件 全国で大規模な花粉症が蔓延した。ドレスタニアは全国にお触れを出し、原因の追求に当たる。 2.サグヌ草 アンティノメルのヒーローの活躍により花粉症の原因はサグヌ草と呼ばれる黄色い花であることがわかった。 3.毒 サグヌ草からくしゃ…

夢見る機械 半生物半機械式無差別破壊兵器エアライシス(竜型)ss12

扉から一歩外に出ると、そこは異世界だった。 まず床がおかしい。ガラスで作られている。何かをコーティングされているらしく、キラキラと瞬いている。どうやら、高濃度の呪詛に長い時間さらされても大丈夫なようにコーティングを施されているようだ。空を見…

夢見る機械 未知の世界へ ss11

「セレア、セレア!」 「のじゃ!」 なにがなんだかわからない。明かりがないので、本当にわけがわからない。目を凝らすと、どうやらすすけた部屋に仰向けで横たわっているらしい。地面がざらっとしている。燃えカスが積み重なっているらしく、すこし体を動…

夢見る機械 友情 ss10

川辺に腰かけて、深呼吸した。川はきれいで水底まで見える。藻がゆらゆらしている他、銀色の小魚が泳いでいるが名前はわからない。水の流れる音は限りなく静かで、ひとつ難点をあげるとすればホームレスの生活音だろうか。 「まさか、こんなところでスミレに…

夢見る機械 斜陽 ss9

放浪生活二日目。朝起きたら夕日だった。どうやら青い空と言うものはこの世界に存在しないらしい。店の店員や道行く人にカルマポリスに戻る方法を聞くが、いっこうに手がかりはつかめない。 それならばと空を飛び探索を行った。住宅地が続き、やがて田園の緑…

夢見る機械 境界を越えて ss8

なぜわらわがこんな場所を歩いているのかわからない。どこかの町の商店街らしい。ふと、空を見上げると夕日を直接見てしまい、目が眩んだ。 左右に古めかしい店が並んでいる。街道は主婦と思われる人たちで賑わっている。手前には野菜が並べてある八百屋があ…

夢見る機械 液体金属式妖怪型多目的防衛兵器 ss7

量産型エアリス。太古にカルマポリスの内戦に運用された、液体金属式妖怪型多目的防衛兵器である。液体金属のために頭部・左右碗部・左右脚部・背部のうち三ヶ所の簡易的な変形機能に加えて、液体金属で作られている自己修復装置が搭載されており、物理的な…

夢見る機械 聖堂?教会 ss6

地面スレスレを飛び、建物の内部に侵入する。 玄関と思わしき部屋をすっ飛ばすと、やけに長い部屋に出た。部屋には車が二三台通れそうなほどの広い幅の部屋に赤いカーペットが敷かれており、その左右を高さ十メートルはあるステンドグラスが彩っている。ステ…

夢見る機械 作戦開始 ss5

時計塔の隠しエレベーター。生きた動物は乗ることができない、機械専用のものだ。このエレベーターで地下五階を越えた辺りから呪詛濃度が急速に上昇する。ワースシンボルから発せられる呪詛は度を越している。浴びてしまうと紫外線と同じく生物は命を縮める…

夢見る機械 連載小説概要

あらすじ 登場人物 セレア タニカワ教授 スミレ ライン・N・スペクター ガーナ元国王 第一話 あらすじ 都市国家カルマポリス。そこには妖怪とアルファ、人間と呼ばれる種族が住んでいた。妖怪は呪詛と呼ばれる力を行使できる人類。アルファはAIを搭載したア…

夢見る機械 スペクター ss4

その日の夜、意向を国に伝えたとタニカワ教授からセレアの孤児院に連絡があった。タニカワ教授によれば、今回の作戦のオペレーターはタニカワ教授が行うとのことだった。セレアがこの国に来てから秘密裏にオペレーターの訓練をしていたらしく、腕には自信が…

夢見る機械 容易な兵器 ss3

http://thefool199485pf.hateblo.jp/entry/2017/10/11/214923 ⬆前回 二日間セレアは悩み続けた。自分にとって何が最善の選択なのか寝ずに考えていたが、一向にいい解決策は思い浮かばなかった。そして決断の日、タニカワ教授に物理研究室に呼び出された。 そ…

夢見る機械 陰謀学 ss2

http://thefool199485pf.hateblo.jp/entry/2017/10/03/063004⬆前回 教壇側の扉が開き、壮年の男教師が入ってきた。真ん中で別れた髪の毛にはところどころ白髪が混じる。全てを赦しそうな笑みは、いかにも薄幸そうなイメージを生徒に植え付ける。 「この時間…

夢見る機械 セレアとスミレ ss1

この街は妙だ。昼とか夜とか関係なしに、緑がかった霧が漂っている。その霧が都市全体をドームで覆っている。 彼女は教室の端で窓の外を見ながらボーッと考え事をしていた。 銀色の長髪を弄りながらあくびする。ふと、クラスメイトの話し声が耳に入った。 「…